介護老人保健施設において短期入所療養介護と呼ばれていて、在宅で生活している方が利用できるサービスのひとつです。短期間介護老人福祉施設などに入所し、食事や入浴のサービスを受けたり、機能訓練などを行うサービスをショートステイ(短期入所生活介護)と言います。同じ短期間施設に入所するサービスに、医学的な管理のもとで介護サービスを受けるショートステイ(短期入所療養介護)もあります。このサービスは、介護者が法事に出席するなどの冠婚葬祭時や、介護する家族が病気になったなど、介護者の休養の目的など利用者と共に介護する人を支えるものです。利用者にとっては、家にこもりきりにならずに日常生活に変化を与え、介護者にとっては夜ゆっくり眠ることができ、リフレッシュすることができます。
ショートステイは、「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の2種類に分けられ、入所する施設の種類により異なります。そして、基本的には、短期入所(ショートステイ)先の介護施設で暮らす入居者と同じ生活をします。介護をする家族が所用のため御本人の介護ができないとか、日々の介護から離れてリフレッシュする時間が欲しい等、理由はさまざまですが、2泊3日とか、1週間とかの期間を設定し、その間施設に寝泊りしての生活をすることを指します。対象者は介護保険証を有する要支援1の方から要介護5の方までで、このうち要支援1、要支援2に該当される方は『介護予防短期入所療養介護』という名称のサービスになります。在宅のケアマネジャーさんが御家族の意向を伺って、週末の期間に組み入れたり、入所に向けてのお試しといった感じで利用される方もいらっしゃるようです。
在宅介護中の冠婚葬祭や旅行の時や、介護者の介護疲れを防ぐために利用することができます。但し、連続しての利用は30日までと定められており、連続して30日を超えて利用する場合、31日目からは全額自己負担(10割負担)となります。また介護認定期間の概ね半数を超えないものとされており、超過する場合はお住いの市区町村(保険者)に届出をする必要があります。
要介護者が専門施設に介護をお任せできるサービスです。施設に期間限定で短期間入所し、日常生活のお世話や機能訓練などを受けることのできる介護サービスです。短期入所生活介護とも言われ、施設に短期間入所して日常生活の世話やレクリエーション、リハビリなどを受けられます。
施設利用費(1日当たり)に加え、居住費・食費・その他生活費が別途必要になります。正確な金額は各事業所にお問い合わせください。
単独型とは、特別養護老人ホームなどに併設されていない施設です。下記に短期入所生活介護(ショートステイ)の費用(自己負担分)の目安を表にしました。
要介護状態区分 | 従来型個室 | 多床室(相部屋) | ユニット型個室 |
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要介護1 | 641円(日額) | 723円(日額) | 741円(日額) |
要介護2 | 712円(日額) | 794円(日額) | 812円(日額) |
要介護3 | 782円(日額) | 864円(日額) | 882円(日額) |
要介護4 | 853円(日額) | 935円(日額) | 953円(日額) |
要介護5 | 923円(日額) | 1,005円(日額) | 1,013円(日額) |
併設型とは、特別養護老人ホームなどに併設されている施設です。短期入所生活介護(ショートステイ)の費用(自己負担分)の目安を表にしました。
要介護状態区分 | 従来型個室 | 多床室(相部屋) | ユニット型個室 |
---|---|---|---|
要介護1 | 607円(日額) | 689円(日額) | 707円(日額) |
要介護2 | 678円(日額) | 760円(日額) | 778円(日額) |
要介護3 | 748円(日額) | 830円(日額) | 848円(日額) |
要介護4 | 819円(日額) | 901円(日額) | 919円(日額) |
要介護5 | 889円(日額) | 971円(日額) | 979円(日額) |
また、以下のように選択制のサービスによって費用が加算されます。
機能訓練指導員配置加算 | 12円(日額) |
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送迎加算(片道) | 184円(日額) |
管理栄養士配置加算 | 12円(日額) |
療養食加算 | 23円(日額) |
緊急短期入所ネットワーク加算 | 50円(日額) |
高齢者社会の日本。老後に備えて介護老人福祉施設について学んでおいて損はありませんよ。